画家 得重聖治(Seiji Tokushige's WEB SITE)

Express realism 写真にはない臨場感を表現する絵画
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PHILOSOPHY 「写実絵画」
が伝える臨場感。
言葉だけでは伝わらない視覚のタンジブル

得重聖治はリアリズム絵画(具象画による写実主義の絵画)を専門にする油絵画家である。

リアルな絵画(写実絵画)の魅力は、作家自身の眼差しが直接的に伝わってくる事である。 作品の鑑賞者は、作家の見つめる先にあるその対象物が鑑賞者と作家と同化させ、見る事から「見つめる」という臨場感を感じさせてくれる。具象絵画(具象画)には様々な表現方法があるが、その中でも写実絵画(写実画)は特に現実感(リアリティ)に寄せた表現方法となる。画家の得重聖治はこのリアリティのある表現にこだわりながら作品を作り続けている。

作家はこのように言っている。
「抽象絵画は見る者へ想像力と余白を与え、具象絵画は情報処理だけでは伝わりきれない現実の臨場感という“出会い”と“気付き”を与えてくれる。」

一枚一枚、画家がいま生きている証を込めるかのように作品を描き込んでいく。創造する者の責任として、生み出す物の社会的役割と可能性から自らの妥協を許さない作風が「リアリズム」であると画家は考えている。絵画は画家の人生のリアル。画家の“今”への作法を高覧いただけると幸いである。

HISTORY
CONTENTS
得重聖治
ARTIST MESSAGE 人は創造で高純度の宝物が作れる。
個性に迷っている暇などない。

創造する者は時として「個性」や「自分」というテーマに迷わされる事があります。これはとても贅沢な悩みです。日々の食事すらできなかった時代に「自分らしさ」で悩んでいられたでしょうか。皇族や貴族からお請けした絵に個性をメインに描こうとしたでしょうか。着地点は依頼者にとっての宝を作る事が最善とされていたはずです。
こと近現代では、奇を衒って人と違うことを個性と謳ったり、人と違う表現や主張や考えを自分らしさと捉えたりする人も少なくありません。むしろ殆んどの人がそれを個性と言っています。「言い易く分かり易い」からだと思います。癖を決めつけ、味を決めつけ、匂いを強め、どこまでも尖らせた灰汁(アク)を私はどうしても芸術という宝物とは思えないでいます。

私は逆だと考えています。癖を消し、味を消し、匂いを消し、どこまでも純粋性を追求した結果にそれでもどうしても残ってしまう「ほんのたった一欠片」が唯一無二の個性というものだと確信しています。99.99%が外部環境から与えられたもので、0.01%が自分独自の物だと信じたい、その方がドラマチックではないかと思ってしまうのです。
ヴィクトール・フランクルは人間が実現できる価値は創造、体験、態度の3つに分類されるといっています。私は芸術を通じてこのような創造と探究ができる感謝を忘れず日々精進したく考えている所存であります。 今後とも、何卒ご理解とご支援を賜りますよう心よりお願い申し致します。

画家 得重聖治
RECRUIT
 

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